特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

県の課題をめぐって、いわば外野席から発せ…

 県の課題をめぐって、いわば外野席から発せられてきたさまざまな声に対して県が主張してきた考え方や立場などが、その真価を発揮してきた。

 例えば関西広域連合。県議会の広域行政調査特別委員会が、初めて有識者を招いて意見を聞いたが、森裕之・立命館大学教授は同連合参加に終始慎重な県の判断を評価した。

 森教授の「市町村が蚊帳の外」「中身が分からないままイメージが先行している」という同連合に対する評価は納得できる。財源問題も明確でないままでは当然だ。

 もちろん、同連合のメリットを主張したい識者もいるだろうから、県議会特別委では別の考えの識者を招いて話を聞けばいい。県民もそう望むと思う。

 そしてつい最近では、法律で「奈良市付近」を通ると定められているリニア中央新幹線の中間駅について、京都側が京都駅併設案という横やりを入れてきた。何だ、これは。

 JR東海側は、京都案は現状では困難との見方という。何十年もかけてきた大インフラが急に変わるはずがなく、当然だ。荒井正吾知事のように、冷静に対応して一歩ずつ進もう。(北)

 

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