注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

橿原市の新堂遺跡(二又・釜焼地区)で先日…

 橿原市の新堂遺跡(二又・釜焼地区)で先日、平安時代後期(12世紀初め)に埋められた井戸から、鬼の顔が描かれた土器の破片(直径約10センチ)が見つかった。

 立派なまゆ、への字口に2本の牙があり、今に伝わる鬼さんのイメージだ。鬼が人々の身近な存在になるのは鎌倉時代以降らしく、今回の出土は極めて珍しい例だという。

 節分会などの行事の記事で、ここ数日の紙面では〃ひっぱりだこ〃の鬼さんだが、そのルーツをしのぶ上でも楽しい発掘のニュースだった。

 ところで、奈良市議会議長選挙をめぐる贈賄申し込み事件は、その後、本紙報道などで政翔会ぐるみの工作が濃厚となった。工作の本当の主導者はだれなのか、〃包囲網〃が徐々に狭められていっている感じだ。

 だが、前議長逮捕を受けてもなお、議会自体の自浄への動きは鈍いようだ。議員たちは嵐の過ぎ去るのをじっと待っているようで、何とも歯がゆい。

 取材から逃げ回り、きちんとした説明責任を果たさない議員などみっともない限り。今こそ先頭に立って「議会改革の鬼」となるような人物の出現が待たれる。(恵)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド