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国原譜

昨年6月の奈良市議会議長選をめぐり、贈賄…

 昨年6月の奈良市議会議長選をめぐり、贈賄申し込みの疑いで先週末に山本清容疑者(74)が、大阪地検特捜部に逮捕された。随分時間はかかったものの、不正を許さない厳しい捜査に県民の期待が高まる。

 一方で、組織的な関与の疑いが指摘される中、最大会派・政翔会(浅川仁幹事長、当時8人)の諸氏は終始「逃げ腰」で、取材を求めても連絡がとれない“雲隠れ”状態が続いているという。

 問題が発覚した9月1日には浅川氏、森田一成・副幹事長が、会派としての関与を否定する会見を行っている。問題がないのなら、今回もきちんと会見を開くべきではないか。

 贈賄を主導していた人物は、一体だれなのか、他にも関与していた人物がいるのか、もやもや感だけが広がって行く。山本氏にはだれかや組織をかばうのではなく、議会の清浄化に向けて、真実を語ってほしい。

 政治の世界は、めまぐるしく変わって行く。議会ではないが、大津では史上最年少の女性市長が誕生した。

 政治改革に後ろ向きで、もたもたしていると市民から相手にされなくなる。待ったなし、なのである。(恵)

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