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国原譜

震災による自然災害の恐ろしさを知ったはず…

 震災による自然災害の恐ろしさを知ったはずなのに、集中豪雨による河川の氾濫などの報に触れると、いかに人間は小さなものかと思う。

 先日の台風もそうだったし、ここ数日の豪雨で土砂崩れなど県内でも交通網にも影響が出た。太古の昔から、自然とともに生きてきた人間なのに、それを忘れているのかもしれない。

 震災に正面から立ち向かい、日本という国の形をしっかりさせなければならない時なのに、今の政治情勢を見れば悲観的にならざるを得ない。

 各種世論調査で、菅内閣の支持率は10%台に落ちている。2か月前に退陣の意思を示しながら、いまだに政権にしがみつくその姿を、国民はしっかり見ている。

 「この国をどのようにしていくか」という、崇高な志しと使命感ではなく、「総理大臣になる」ことが目的だったのではないか。2年前の政権交代も、政権交代が目的だったとしか思えない。

 それだけに、県選出の馬淵澄夫氏の言動はおかしい。先日まで震災問題に全身全霊を尽くしていたはずだ。それを忘れたかのように、今は民主党の代表選に夢中になっている。(治)

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