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国原譜

国民の誰もが、原発事故の一日も早い収束を…

 国民の誰もが、原発事故の一日も早い収束を願っている。そのために原発相を新設し、原発事故全般担当首相補佐官の細野豪志氏を起用した。

 それに伴い馬淵澄夫氏が、首相補佐官を退任した。本紙の「週間報告」でも明らかなように、連日にわたって「政府・東電統合対策室」に詰めていた馬淵氏だ。

 県選出の衆院議員だけに、県民からは「なぜなんだ」という驚きの声が上がっている。国土交通大臣を更迭されたが、震災発生から半月後に、補佐官に就任した。

 長ったらしいが「東北地方太平洋沖地震による災害及び原子力発電所事故対応」ということだった。震災と原発という、最も大切な仕事をまかされたといえよう。

 朝から晩まで、あるいは泊まり込みだったのか。どんな仕事ぶりかは、取材を拒否されて不明だ。就任から3週間後には、10歳以上も若い細野氏も原発対応補佐官になった。

 震災発生から3か月目の馬淵氏の福島原発視察は、遅かったように思う。そして今回の人事。県民には「首を切られた」ように映るし、今までの苦労は何だったのかと思う。(治)

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