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国原譜

早い梅雨入り、季節外れの台風接近。県内で…

 早い梅雨入り、季節外れの台風接近。県内では幸い死傷者はなかったが、福井県などでは記録的な雨量を観測、各地に大きな被害をもたらした。

 家屋の浸水や土砂崩れなどによる交通マヒ。また東日本大震災で甚大な被害を受けた地域でも大雨が降り、何で台風までと天を恨む声もあがった。

 百年に一度の大地震、観測史上最大の降雨。ただ深刻な被害を免れた地域でも、あすはわが身ということを真剣に考えなければならない。想定内の災害でも過去に死傷者が出たケースは多い。

 特に県内では南部の山間地を中心に、毎年のように小・中規模の土砂崩れが発生。人命にかかわるほどでなくても住民の日常生活を脅かしている。

 もっと大規模な災害が発生したらどうなるのか。県は南部の振興に積極姿勢を示しているが、医療や福祉の確保と同様に災害対策も一朝一夕には進まない。地道な取り組み継続が欠かせない。

 併せて都市部の県民が身の回りとともに山間地にも関心を持つことが大切だろう。東日本大震災の被災地を支援するのと同じ意識で、県全域の災害対策充実を目指したい。(松)

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