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国原譜

手元の小遣い銭を数えていて千円札の中に1枚…

 手元の小遣い銭を数えていて千円札の中に1枚、違う肖像画を見付けた。野口英世を横目でにらむ夏目漱石。もはや懐かしくさえ思える旧札だ。

 デザインが変更されて6年半になるが、旧札もまだ流通している。ただ新札の方も番号が一巡したため7月発行分から部分的に色が変わるらしい。

 1万円札も同時に変わる。とは言え、番号と記号の印刷が黒から褐色になるだけのマイナーチェンジ。よく見ないと気付かない程度のよう。次に本格的な新札が登場するのはいつになるのか。

 戦後の昭和世代とっては伊藤博文の千円札、聖徳太子の1万円札がなじみ深い。特に県内では地元ゆかりの太子像復活を求める声をよく耳にする。

 過去の例から20年前後の周期で変更されるとみるなら、少し早いが平成33年、聖徳太子の没後1400年に合わせて県民の願いをかなえてほしい。そんな運動に取り組んでみてはどうだろう。

 紙幣の肖像画は文化人というのが方針なら、なおのこと太子こそふさわしい。沖縄振興の2000円札は空振り気味だったが、太子の5万円札、10万円札というのも夢想する。(松)

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