大型連休が始まった。東日本大震災による自粛ムードもようやく“雪解け”を迎えたようで、東北方面へのツアーもお客が戻ってきているという。宿泊料金の一部を義援金に、といった試みもあり、

消費拡大で支援をする動きが活発化している。

　復興のためという名目での消費税引き上げの話もあるが、そんなことをすれば消費者の購買意欲を奪い、人や物の動きが鈍くなる。災害対策の遅れが、身内からも批判されている菅政権には、これ以上景気の足を引っ張らないようにしてほしい。

　そんな中、天皇、皇后両陛下が宮城県をお見舞いのため訪問された。震災後、初めての東北入りで、本当はもっと早く実現させたかったのだろうが、被災地の状況を踏まえてのご判断があった。

　がれきの町並みに黙礼される後ろ姿の写真が、お2人の悲しみの深さを表しているようで胸にしみた。

　現地には行けないが被災地支援の輪は広げたい。例えば大阪市内には「青森・岩手・秋田」観光物産館ジェンゴがある。地下鉄心斎橋駅から徒歩3分の所にある。

　問い合わせは電話06(6241)7144。(恵)