注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

美辞麗句としか聞こえないのは気のせいか。

 美辞麗句としか聞こえないのは気のせいか。通常国会が始まり、菅首相の初の施政方針演説があったが、言葉通りに受け止められないのが悲しい。

 政治家の言葉が軽くなって久しいが、やはり政権交代してから顕著になった。とくに民主党のマニフェストが実行できないものが目立ち過ぎた。

 昨年の参院選の民意で、惨敗して「ねじれ国会」となったが、野党時代の民主党の手法が正しかったのかどうかも問われている。当時の与党・自民党を攻めたが、国民は覚えている。

 その参院選の民意を受けて、トップはそのままで、ナンバー2の幹事長は交代した。しかし、わずか7か月ほどで入閣という、その時限りの対応だったことを見せつけられた。

 また党内が分裂状態にあることも、国民は不安視している。小沢問題への対応を見ると、一つの政党とは思えない。党分裂という最悪のシナリオを避けたい気持ちは分かる。

 国民の願いは「すっきりして、早く安定政権になってほしい」というものだ。「国民の生活が第一」どころか、政権維持が第一となっているのではないか。(治)

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