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国原譜

関西文化学術研究都市の高山地区第2工区…

 関西文化学術研究都市の高山地区第2工区(生駒市)の事業が白紙に戻った。構想段階から注目してきたので、今回の事態はとても残念だ。

 当然ながら、なぜこうなったのか、責任はどこにあるのかが論議の対象となる。生駒市長は市議会で追及されると「妙案があれば示す」と逆ギレしたそうだ。

 もう、どうしていいか分からない、と音を上げたと受け止めるしかないが、当然ながらそれでは済まない。根本的に間違っていなかったか、よくよく考えてほしいところだ。

 そもそも論で恐縮だが、生駒市長の掲げる「住宅都市」理念に疑問を抱く。開発=悪という姿勢がにじんでいるように見える点も気にかかる。そして何よりも、活力への視点が欠けていないか。

 関西学研都市には「平城宮跡地区」(奈良市)というのもある。第一次大極殿の復元はそのシンボルであり、平城遷都1300年祭で活力を示した。

 さて生駒市の高山地区はどうするか。どうやら市長に妙案はないらしいから、市民全体で考えるしかなさそうだ。ただし、音を上げた市長の責任は取ってもらわねばならない。(北)

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