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国原譜

菅改造内閣が発足してから初の国政選挙と…

 菅改造内閣が発足してから初の国政選挙となった衆院北海道5区補欠選挙は、自民党の前衆院議員町村信孝氏が民主党の新人ら4人を破って10回目の当選を果たした。

 遠い北の果ての話ではあるが、今の政治の流れに大きく関係していただけに無関心ではいられない。民主党は7月の参院選での大敗に続く国政選挙での敗退で、政権への打撃は小さくない。

 同党の前議員が違法献金事件などの責任をとって辞職したことに伴う補選であったが、小沢氏に象徴されるような「政治とカネ」に対する同党の説明責任へのあいまいな対応が敗因のように思える。

 さらに対中国との関係など外交面における姿勢が弱腰に見え、政権に対する不安感を増幅させたことも背景にあるのではないか。

 一方、ベトナムを訪問中の同党の鳩山前首相が「議員を続ける方向…」と事実上の引退撤回を話したという。6月の首相辞任時の、次期衆院選への不出馬宣言は一体何だったのか。

 政治家の発言、ましてや一国のトップだった人の発言には当然、重みと責任が伴うものだ。こんなあいまいなことでいいのだろうか。(恵)

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