特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

彼岸を過ぎてから、ようやく彼岸花を見か…

 彼岸を過ぎてから、ようやく彼岸花を見かけるようになった。赤い花の色は派手ではあるが、実りのときが近い田んぼのあぜに咲く風景は、何か郷愁を誘うものがある。

 テレビで季節はずれのソメイヨシノが咲き始めたニュースが流れていた。これも猛暑の影響のようだ。自然界も「体内サイクル」がずれてきていて、これからどうなるのか不安がよぎる。

 不安といえば、産科・小児科などで医師不足が顕在化し、安定した医療体制とはいえない状況になっていた県内の状況について、県が一つの方向性を打ち出した。

 県内医療機関での医師不足と偏在の課題を解消するべく、あす1日に県立医科大学(橿原市)と「医師配置システム構築のための地域医療学講座の設置に関する協定」を締結。県内75病院を対象に緊急度の高い脳卒中など5疾患の医療を適切に受けられる体制の整備に乗り出す。

 23年度以降に「(仮称)地域医療総合支援センター」を設置し、医師を効率的に配置していくという。まずは「講座」で現状分析を図っていくようだ。

 安心して暮らせる県を目指し作業を急いでほしい。(恵)

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