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国原譜

平城遷都1300年祭の主会場、4月24日に開…

 平城遷都1300年祭の主会場、4月24日に開幕した奈良市の平城宮跡で、来場者数が会期を40日残して当初目標に掲げた250万人に達した。

 延べ数ながら県人口の約2倍が訪れた計算。夏場は例年にない猛暑となり、客足が遠のくことも懸念されただけに早期の目標達成はうれしい限り。

 同会場では来月8日に記念祝典を開催。翌9日から秋の平城京フェアがスタートする予定で、好評だったゴールデンウイークの催しに負けず、さらに多くの来客でにぎわうことが期待される。

 ただ秋風を感じ始める季節のせいか、祭りの後を思うと不安もよぎる。事業の成功へ最後まで全力を尽くすと同時に、次の一手を早期に打ちたい。

 その意味で注目されるのがJR奈良駅の整備。きのうは駅舎の東西地区を直結する通路の開通日が発表された。平城遷都1300年祭に合わせて進められてきた工事も、いよいよ完成間近だ。

 線路によって分断されていた市街地をつなぎ、あらたな発展を促す連続立体化事業。祝祭行事のような華やかさこそないが、同事業の有効活用も今後の大きな課題となる。(松)

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