盛況“漬物の神様” - 発祥の地へ集結/愛知・萱津神社
2010年8月28日 奈良新聞
たくあん、梅干しに福神漬け、奈良漬…。ありとあらゆる漬物が年に1度、全国から集まる場所がある。漬物の“発祥の地”、愛知県あま市(旧・甚目寺町)。「香の物の神様」が祭られた神社の境内は、毎年夏の終わりが近づくと、ほんのりしょっぱい香りに包まれる。
古来、海に面して塩が採れ、東西の中継地として農作物の物流も盛んだった愛知西部。「村人が塩と一緒に神前に供えた野菜が偶然発酵したのが起源とされます」と説明するのは、漬物を祭る唯一の神社、萱津(かやつ)神社の神職青木知治さん(43)。建国神話の英雄日本武尊(やまとたけるのみこと)が遠征の途中、この地で香の物を献上されて感嘆したとの逸話も伝わる。
毎年8月21日は、漬物の製造、販売にかかわる人々にとって最も大事な“漬物の日”。「由来は不明ですが、夏野菜の収穫期と重なったのでは」(青木さん)。この日の「香の物祭」に、全国の業者が製品を奉納し、繁盛を祈願…
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