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国原譜

本紙生活面のコラム「雑記帳」は、日常の暮…

 本紙生活面のコラム「雑記帳」は、日常の暮らしの中の発見や意見を読者が投稿するコーナーで、35年ほどの歴史がある。

 ほとんどが女性の投稿。女性投稿者のグループ「雑記帳の集い」がきのう、30周年記念祝賀会を奈良市内で開いた。

 「書くこと」を通じ意見を社会に訴え、自身を励まし、読まれて共感が広がり、人と人との新たな出会いが生まれる。その繰り返しの歩みを重ね、感慨深げな人が多かった。

 体験を通じた意見、人生観は十人十色。雑記帳開設のころからの古参会員を交え、祝賀会はさながら“熟年女性”の近況報告会。中には、体調を壊し日常生活がままならない報告もあったが、自分を飾らずありのままのことを語れる“きずな”が会にあるからこその出席と察した。

 本日付「五月はハッスル」は、竹やぶの中でタケノコ掘りをしてつくだ煮を作るまでの体験談。汗や雨露に濡れての、きつい作業はやや壮絶だが、大切な友人、知人の喜ぶ顔を思い浮かべて営む筆者がすてきだ。

 「雑記帳」に書くことで、自分の人生を見つめる。その確かな生き方に触れ、元気をいただいた。(水)

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