国原譜
私は「政治とカネ」ではなくて「政治家とカネ…
私は「政治とカネ」ではなくて「政治家とカネ」ではないかと考える。問題は政治家がお金をどのように集め、どこに使っているかである(19日付声欄)。
宇陀市の松本守正さんの投稿だ。「私利私欲のための政治ではないか」とも。今や政権中枢はもとより、地元政治家にも金銭をめぐる疑惑が後を絶たない。
本紙によって悪行が暴かれた奈良市議の松田末作氏や県会の田尻匠氏の場合は、何億円といった巨額な話ではないが、議員バッジの威力で不法を働く許しがたいケースだ。
市民、県民の代表たる議員が、地域社会のために働くのではなく、自分の利益のために動き回っているのを見逃すわけにはいかない。
これは品性以前の問題で、新世紀に入ってはや10年にもなろうかというのに、いまだ未開社会のような議会で慣れ合い、札付きの人物がうろついていることを恥じるべきだろう。
税収など地方財政の厳しい時代に、このような「自分さえ良ければ」と考える人たちを税金で養っていく余裕はないはず。これこそ民主社会を危うくするものであろう。次の選挙では遅すぎる。(コ)
宇陀市の松本守正さんの投稿だ。「私利私欲のための政治ではないか」とも。今や政権中枢はもとより、地元政治家にも金銭をめぐる疑惑が後を絶たない。
本紙によって悪行が暴かれた奈良市議の松田末作氏や県会の田尻匠氏の場合は、何億円といった巨額な話ではないが、議員バッジの威力で不法を働く許しがたいケースだ。
市民、県民の代表たる議員が、地域社会のために働くのではなく、自分の利益のために動き回っているのを見逃すわけにはいかない。
これは品性以前の問題で、新世紀に入ってはや10年にもなろうかというのに、いまだ未開社会のような議会で慣れ合い、札付きの人物がうろついていることを恥じるべきだろう。
税収など地方財政の厳しい時代に、このような「自分さえ良ければ」と考える人たちを税金で養っていく余裕はないはず。これこそ民主社会を危うくするものであろう。次の選挙では遅すぎる。(コ)