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国原譜

先週、目に青葉の切手の話を書いたところ「…

 先週、目に青葉の切手の話を書いたところ「目には青葉」の間違いだろうとご指摘をいただいた。

 たしかに江戸時代の俳人山口素堂の句は「目には青葉山郭公(ほととぎす)初松魚(かつお)」なので正しい引用ではない。それを承知のうえで、通常は字余りを避け、語呂よく使う場合が多い。

 ただ「山ほとぎす」と字足らずの誤記まで出してしまったので、言い訳にもならない。ご寛容のほど。それにしても、目と耳と舌で、この季節を切り取った名句だ。

 麻雀に「緑一色(リューイーソー)」という役があった。役満である。「發」の字牌と索子(ソウズ)の2、3、4、6、8のみを用いて作る。すべて緑なので「オールグリーン」。

 時期のもので見るからにきれいだが、米国の考案で逆輸入されたらしいと後で知った。本家の中国人は、感傷で商取引やカネのやり取りなどしないようだ。

 時間があり余るほどあった学生時代、悪い仲間に誘われて麻雀に明け暮れた。先ごろそんな仲間と久々に卓を囲んだが、牌を取るのが逆回転していることに全員気づかず、周囲の失笑を買ったところだ。(コ)

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