国原譜
どうして民主、共産会派の議員は疑惑隠しに…
どうして民主、共産会派の議員は疑惑隠しに加担するのか。奈良市議会における一連の産廃処理費問題の対応で、日ごろの主張と違っていた。
JR奈良駅前ホテルの建設をめぐる不可解な経緯は、議員の誰もが知っているはずだ。あの藤原昭前市長が、出馬断念に追い込まれた事実の意味を考えたらいい。
普通の感覚なら、ホテル建設の破たんで、断念するほどの内容ではない。信用力もない業者との不可解な関係が浮き彫りになり、税金の無駄遣いがされようとした。
これをストップさせたのが改選前の議会だったし、しかも全会一致だった。ところが、今回の採決までの経過は、お粗末すぎた。昨年、選挙が終わったから、どうでもいいのか。
処理費に反対したものの、この間の公明党と政和会の議員のあいまいさが目立った。それよりも疑惑解明に積極的なはずだった民主、共産両党はどうしたことか。
そして「行政の無駄ゼロ」などと、格好のいいことを叫んだ仲川元庸市長の政治姿勢が分かった。その人的背景が見えてきたし、弁舌の巧みさだけで市民はごまかされない。(治)
JR奈良駅前ホテルの建設をめぐる不可解な経緯は、議員の誰もが知っているはずだ。あの藤原昭前市長が、出馬断念に追い込まれた事実の意味を考えたらいい。
普通の感覚なら、ホテル建設の破たんで、断念するほどの内容ではない。信用力もない業者との不可解な関係が浮き彫りになり、税金の無駄遣いがされようとした。
これをストップさせたのが改選前の議会だったし、しかも全会一致だった。ところが、今回の採決までの経過は、お粗末すぎた。昨年、選挙が終わったから、どうでもいいのか。
処理費に反対したものの、この間の公明党と政和会の議員のあいまいさが目立った。それよりも疑惑解明に積極的なはずだった民主、共産両党はどうしたことか。
そして「行政の無駄ゼロ」などと、格好のいいことを叫んだ仲川元庸市長の政治姿勢が分かった。その人的背景が見えてきたし、弁舌の巧みさだけで市民はごまかされない。(治)