国原譜
高温続きの陽気のせいか、今年は春の訪れが…
高温続きの陽気のせいか、今年は春の訪れが早いようだ。奈良市法蓮町の佐保川沿いは桜の名所として親しまれているが、河津桜が開花した。
濃いピンクの花が一斉に開き、中には八分咲きの若木がある。3年前、地元のボランティアグループが苗木を5本植えたのが始まり。20数本にまで増え、丈も3メートルぐらいに成長したものも。
幕末の奈良奉行・川路聖謨(としあきら)が植えたという樹齢百数十年の「川路桜」が花をつけるまでには、だいぶ間がある。それまでは若い河津桜を楽しませてもらおう。
堤沿いの桜並木は、冬の花・水仙が盛り。それでも、よく見れば雪柳の枝々に米粒のような緑の若芽がびっしりとつき、大和路の花の季節がもうそこまで来ていることを知らせているようだ。
ところで、桜並木そのものは、さらに下流に向かって進み、今年も壮大な“桜吹雪”が演じられるのであろうが、JR関西線の踏切を越えると遊歩道が貧弱だ。
せめて、近鉄新大宮駅に近い橋際まで伸びないものか。行政や住民の協力で、今より素晴らしい景観を生み出せないものか、と思う。(水)
濃いピンクの花が一斉に開き、中には八分咲きの若木がある。3年前、地元のボランティアグループが苗木を5本植えたのが始まり。20数本にまで増え、丈も3メートルぐらいに成長したものも。
幕末の奈良奉行・川路聖謨(としあきら)が植えたという樹齢百数十年の「川路桜」が花をつけるまでには、だいぶ間がある。それまでは若い河津桜を楽しませてもらおう。
堤沿いの桜並木は、冬の花・水仙が盛り。それでも、よく見れば雪柳の枝々に米粒のような緑の若芽がびっしりとつき、大和路の花の季節がもうそこまで来ていることを知らせているようだ。
ところで、桜並木そのものは、さらに下流に向かって進み、今年も壮大な“桜吹雪”が演じられるのであろうが、JR関西線の踏切を越えると遊歩道が貧弱だ。
せめて、近鉄新大宮駅に近い橋際まで伸びないものか。行政や住民の協力で、今より素晴らしい景観を生み出せないものか、と思う。(水)