国原譜
表面的には静かな選挙戦のようだ。生駒市長…
表面的には静かな選挙戦のようだ。生駒市長選も、投票日まであと3日。現職に2新人が挑む構図で、デッドヒートを繰り広げている。
4年前、当時の現職に大差で勝った山下真市長が、今度は追われる立場だ。この4年間の仕事ぶりが審判されるが、大きな問題はまったく進んでいないだけに、苦しい戦いだ。
新人は、前市議の樋口清士氏と、大学名誉教授の溝川悠介氏の2人が、この閉塞(へいそく)した状況を打破しようと訴え、支持を広げている。
山下氏は、当選直後に奈良市に転居したことが痛手となっている。全国の自治体で、その自治体に住んでいない首長などいない。奈良市に2人の市長が住んでいることになる。
日々の暮らしを生駒市を拠点として生きる市民にとっては、納得のいかないものだった。大阪に通い、生駒は寝るだけの街とする、新住民らとの意識のズレがある。
大逆転に向けて樋口氏と溝川氏が猛追している。静かに見えるようだが、この4年間を見てきた市民の熱きものを感じる。変わるのか変わらないのか、今年初の選挙に注目したい。(治)
4年前、当時の現職に大差で勝った山下真市長が、今度は追われる立場だ。この4年間の仕事ぶりが審判されるが、大きな問題はまったく進んでいないだけに、苦しい戦いだ。
新人は、前市議の樋口清士氏と、大学名誉教授の溝川悠介氏の2人が、この閉塞(へいそく)した状況を打破しようと訴え、支持を広げている。
山下氏は、当選直後に奈良市に転居したことが痛手となっている。全国の自治体で、その自治体に住んでいない首長などいない。奈良市に2人の市長が住んでいることになる。
日々の暮らしを生駒市を拠点として生きる市民にとっては、納得のいかないものだった。大阪に通い、生駒は寝るだけの街とする、新住民らとの意識のズレがある。
大逆転に向けて樋口氏と溝川氏が猛追している。静かに見えるようだが、この4年間を見てきた市民の熱きものを感じる。変わるのか変わらないのか、今年初の選挙に注目したい。(治)