今年も残すところあと1週間。お正月へ向けて、何となく気ぜわしくなってきた。この1年を振り返りながら、新年への準備をしている方も多いことだろう。

　県内の小・中学校は冬休みに入ったが、今年は教育関係施設は軒並み、新型インフルエンザの影響を受けて学級・学年閉鎖などの対応を余儀なくされた。授業日数の確保など、やりくりも大変だったろう。

　年明けには小学4～6年生、受験を控えた中学3年・高校3年生らを対象にしたワクチン接種が始まる。目に見えない「敵」との戦いは当分続きそうだ。

　年末年始は外出の機会も増えるので、今まで以上にマスク、帰宅時の手洗い、うがいの励行を心がけたい。

　ところで今年は、政権交代という大きな変動があったが、不況の風は、なかなかやまなかった。11月の県内中小企業景況(県中小企業団体中央会調べ)でも、14業種中11業種で「悪化」となっている。

　新政権への期待は大きかったものの、経済政策の効果がすぐ出るはずもなく、今しばらくは我慢の日々か。でも、我慢にも限界があることを政治家はもっと知るべきだ。(恵)