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国原譜

平城遷都1300年祭の開幕が近付いた。計画当…

 平城遷都1300年祭の開幕が近付いた。計画当初は理念が先行、中身が見えにくいと言う声もあったが、事業の具体化で機運が高まってきた。

 開幕を告げるイベントは大みそかの深夜から、県内4エリアで同時に展開。そして1年間の行事で最後を締めくくる奈良マラソン実施も決まった。

 また四季通じ、県内の各地では特色を生かした多彩な催しを予定。主会場となる奈良市の平城宮跡で復元工事が進められてきた第一次大極殿も、覆い屋が撤去されて、その威容が姿を現した。

 まだJR奈良駅の周辺では連続立体交差事業が続いており、平城京歴史館など関連施設の整備もこれからだが、着実に準備を整えていってほしい。

 歴史的な意義を踏まえ、国家的事業を目指した同祭。景気動向に大きく翻弄されてきたうらみもあるが、地域経済や文化振興を図るための良い目標として機能してきた成果が、いま問われる。

 財政削減のあおりも懸念される中、地域の力の見せどころ。とりあえず人気者せんとくんのイラストを年賀状に印刷して、県民1人ひとりが手作りで盛り上げを図りたい。(松)

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