注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

朝夕の冷え込みが身にしみるようになって…

 朝夕の冷え込みが身にしみるようになってから久しいが、新型インフルエンザの流行に歯止めがかからない。その割には通勤電車の中でマスク姿の人はそう多くない。

 ひところマスクの品切れが続いたことを思えば、市民が冷静に対応しているのかもしれない。でも至近距離で、せきやくしゃみをする人がいれば、しばらく息を止めたりしてしのいでいる。

 26日には奈良市の80代の男性が新型インフルで亡くなった。県内では初めて、全国で34人目。男性には持病があったというが、旅行帰りの発病というから、疲れが出てしまったのかもしれない。

 知人の子どもも中学校で学年閉鎖。4クラス中2クラスが学級閉鎖だったが、週明けのテストなどをにらんで教委と相談して学年閉鎖になったらしい。臨機応変の判断が感染の拡大を防ぐ。

 ただ、楽しみにしていた文化祭は中止になり、大切な思い出作りの場がなくなってしまったのは気の毒だ。

 でも大切な命を守ることは最優先課題。県内は国の定める注意報の基準を超えた段階にある。最低限、手洗い、うがい、十分な睡眠を心がけたい。(恵)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド