シルバーウィークが終わり、再びいつもの通勤通学風景が街に戻ってきた。今回の大型連休は彼岸とも重なり、墓参りに出かけた方々も多かったことだろう。

　期間中はおおむね好天に恵まれて、高速道路は予想通りの大渋滞。新政権の公約である「高速道路無料化」への判断資料の一つにはなろうが、どう総合的に判断し、どんな「かたち」にするのか担当部署である国土交通省の責務は重い。

　ところで連休期間中、たまたま大阪の堺市内を歩いていたら、市長選挙の某候補者の宣伝カーが通りかかった。そして「大阪府知事がこの車に乗っております。○時から○○で街頭演説…」と連呼していた。

　報道で支持表明は知っていたが、ここまで積極的であったとは正直驚いた。行動派知事にとって、府内の首長選挙で初めての特定候補全面支援という。

　地方分権推進を掲げる同知事の政治運動の延長線上にあるのだろうが、これは新しい選挙の「かたち」になるのだろうか。

　先の衆議院選挙の結果から世の中の「かたち」がいろいろな所で変わって行こうとしている。ついていくにも労力がいる。(恵)