特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

人によっては信じたくない結果かもしれない…

 人によっては信じたくない結果かもしれないが、衆院選の決着がついた。事前の予想通り、有権者は民主の歴史的大勝という選択をした。

 選ばれた政治家は、これから4年間の任期中に公約と信念に基づいてしっかり仕事をしていただきたい。祈るような思いで一票を投じた人たちの思いを忘れないでいただきたい。

 それにしても県民は、大和路の4選挙区ではそれぞれに色合いの違う答えを出した。全国情勢を反映するのが奈良の選挙といわれるが、この地域差に注目したい。

 さて問題はこれからだ。政権を担う民主党は、先の細川政権の失敗例をも踏まえ、過激な政策変更を強いることはなかろうが、安易に妥協してはマニフェストを裏切る。

 大勝に浮かれて大盤振る舞いができるものでもないはず。生活第一を言うなら、経済の再生を優先すべきだ。さらに疲弊した農林業の活性化に取り組んでほしい。

 今回の「選択」は、古い上着を洗い流した「洗濯」でもあったのか。しがらみを断ち切ったが、大事なものを洗い流してはなるまい。浮かれる前に有権者はそのあたりも検証すべきだ。(コ)

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