特集奈良の鹿ニュース

国原譜

小学生の息子から、友人が自転車で転倒し…

関連ワード:

 小学生の息子から、友人が自転車で転倒して頭部を路面で打ったと聞いた。ヘルメットを着用していて大事には至らなかったらしい。

 

 自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されて、ほぼ1年になる。節目を機に各地の着用率が公表されるだろうが、増えたもののまだまだというのが街中での実感だ。

 

 積極的にかぶらない人の多様な理由が聞こえてくる。言い分を全否定はしないが、試していない人も少なくないのではないか。

 

 自身は地元自治体の補助を利用してヘルメットを入手した。所定の規格で、自転車利用時は必ずかぶり、自転車保険に加入し続けることへの誓約も要件だった。

 

 視界が狭くなり、とっさの動きも遅れるのではと心配したが、使い始めると安心感が勝った。シールを貼るなどオリジナルの相棒に仕上げる楽しさも思いがけず知った。

 

 今のところは未着用でも罰則はない。だが自転車がもともと不安定で倒れやすい乗り物だと気付けば、まず使ってみる柔軟な姿勢があってもいい。もちろんだれもが所持できる仕組みや安全、快適に走れる環境整備も求めつつ。(智)

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド