2005年に亡くなった吉本新喜劇の大ス…
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2005年に亡くなった吉本新喜劇の大スター、岡八郎(朗)さんに、悪者に絡まれた時に放つギャグがあった。空威張りしながら「俺はこう見えても、学生時代、ピンポンやっとったんや」―。
筆者は半世紀も前、高校時代の3年間、卓球部で汗を流した。公式戦わずか1勝、下手の横好きであったが、今なお結構元気でいられるのは、その時のトレーニングのおかげと感謝している。
玉を拾うため、前後左右に瞬時に動く力、その動きを瞬時に止める力、ラリーを続けるための持久力…、実は、卓球はハードな競技なのである。中学の卓球部は強豪校だったが、「正月以外は休みなし」と聞いたので入部しなかった。
卓球の世界選手権団体戦(24日)、日本と中国の女子決勝戦は、まさに「激闘」だった。2―3の惜敗だが、早田ひな選手と平野美宇選手が、世界ランク3位(21年東京五輪・金)と2位の選手を倒したのは痛快だった。
53年ぶりの世界一はお預けとなったが、昨日の大手紙のスポーツ面は「王者に迫る」「あと一歩」「追い詰めた」と報じた。
パリ五輪が待ち遠しくなった。(恵)