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高見 省次候補(64)=無元= 産業や福祉に投資を - 奈良県宇陀市長選挙 候補者第一声

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「住民が安心して暮らせる市にしていく」と力を込める高見候補=5日、宇陀市榛原天満台西1の選挙事務所前

 5日に告示された奈良県宇陀市長選挙は、ともに無所属で元職の高見省次候補(64)と現職の金剛一智候補(67)、諸派で新人の松下幸治候補(51)の3人が立候補を届け出た。各候補は市の将来に向けたそれぞれの思いを声に、7日間の選挙戦をスタートさせた。

 

 高見陣営は午前10時から、同市榛原天満台西1丁目の選挙事務所前で出発式。支持者ら約20人(陣営発表)が応援に駆けつけた。

 

 高見候補は2018年から約2年間、市長を務めた際に進めた行財政改革について、「住民の分断をもたらし、市政の混乱を招いたことは反省しているが、経営収支比率を見ても成果は時を追って現れてきている」と強調し、「改革で生み出した財源で、農業など担い手の育成や産業誘致、福祉や防災への備えなど未来に向けて投資していく」と呼びかけた。

 

 現市政については「既得権を守るための歪んだ行政運営が続いている。住民への愛着が感じられず、トップは自身の考えを示さない。このままでは少子高齢化のピークを乗り越えられない」と批判した。

 

 教育については「AI(人工知能)時代を見据え、地域性、国際性豊かな人材を育成し、子どもたちが自己肯定感を持って生きていけるように改革していく」と述べた。

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