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助け合って回し飲み 奈良・西大寺 春の大茶盛式 - 伝統行事を知ろう【ふりがな付きニュース】

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 奈良市西大寺芝町ならしさいだいじしばまち1丁目ちょうめ西大寺さいだいじで2024年4月13日僧侶そうりょがたてたちゃかおかくれるほどおおきな茶碗ちゃわんまわはるおお茶盛ちゃもりしき」がいとなまれました。おおきな茶碗ちゃわんげてちゃには、となりひと茶碗ちゃわんささえてもらわねばなりません。おお茶盛ちゃもりしきは、そこにあつまった人々ひとびとこころをひとつに団結だんけつする「一味いちみ和合わごう」の精神せいしんめられた伝統行事でんとうぎょうじです。

 おお茶盛ちゃもりしき起源きげん延応えんおう元年がんねん(1239年)1月16日衰退すいたいしていた西大寺さいだいじ再興さいこうした高僧こうそう叡尊えいぞんが、再興さいこうがかなったおれいとしてちかくの八幡神社はちまんじんじゃ献茶けんちゃしたさい当時とうじ高価こうかくすりとされていたちゃ村人むらびとにもったこととつたわります。

 それからやく800ねん途切とぎれることなくがれ、現代げんだいでは毎年まいとし新春しんしゅんはるあきおこなわれているおお茶盛ちゃもりしきですが、新型しんがたコロナウイルスの流行りゅうこうちゅう行事ぎょうじそのものを中止ちゅうししたり、一度いちど参加さんかできる人数にんずうらして間隔かんかくけてすわり、まわみはしない、などの制約せいやくもうけられていました。

 4ねんぶりにまわみが復活ふっかつしたこの王寺町おうじちょうから参加さんかした孤杉こすぎ俊治しゅんじさん(78)、悦子えつこさん(74)夫妻ふさいは「2にんちからわせていただきました。参加さんかできてかった」とはなしました。

 

 

たすっておおきなちゃわんでちゃ参加者さんかしゃ=4月13日奈良市ならし西大寺芝町さいだいじしばまち西大寺さいだいじ

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