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奈良と徳川家康【9】 家康に協力した大和衆 - 横大路(奈良県葛城市、大和高田市、橿原市)

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「大和記」に「屋木」と記された「八木」の地。八木札の辻は横大路(伊勢街道)と下ツ道(中街道)が交差する=橿原市北八木町2

 「大和越え」説では、堺(堺市)から竹内峠(葛城市竹内、大阪府太子町)を越えて大和に入ったと考えられる徳川家康。歴史作家の上島秀友さんは、家康が大和を抜ける際に協力したとみられる大和衆の存在に着目する。

 

 戦国時代から江戸時代初期の政治や情勢を記した「当代記」は、家康が「大和路へかヽり、高田の城へ寄られ」と記述。家康は城主に刀と金2千両を与えたという。高田城は竹内峠の東方、大和高田市にあった城だ。

 

 1961〜72年に書かれた「大和記」は、「竹内峠より二里半ばかり東に屋木ト申す処に御座候」と記す。「屋木」は現在の橿原市の近鉄大和八木駅周辺。竹内街道から続く東西幹線道路「横大路(伊勢街道)」と南北道路「下ツ道(中街道)」が交差する、古代からの交通の要衝に位置する。

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