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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - お楽しみの庭編 2022年初秋

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ヤマイモのツルを見る住職

 住職の畑、夏野菜を植えていたあとのプランターにヤマトトウキのこぼれ種が新芽を出していました。イモみたいなマメ科の植物、アピオスのツルも伸びています。お葉付イチョウもギンナンを落とす時期を迎えました。

 

トマトが終わったところにヤマトトウキが発芽

 

 

お寺の味覚狩り ギンナンの季節

 

イチジク

 

 庭にイチジクが2本。種類が違うのか、1本は真夏が旬でしたが、小ぶりな1本はこれから熟してくるようです。このイチジクのあるところから住職が、お葉付イチョウの木を見ています。

 

 「今年は実が少ないね。昨年がギンナンの豊作年だったから、今年は少ないのかもね」

 

 イチョウまで約50m。ここからギンナンが見えるとは思いませんでした。

 

住職はここからギンナンが見える

 

 「ほら真ん中あたりの横になっている枝と、そこから縦に続いている枝。たくさんなっているのはそれぐらいで、あとは見当たらないでしょう?」

 

ギンナン収穫

 

 住職の視力に驚かされます。オサムの小屋の近くに今年収穫のギンナン。確かに少なそうです。

 

 

元気なツル性植物 アビオスとヤマイモ

 

 住職のマイブームでしょうか、アピオスを植えています。マメ科の植物で味はジャガイモのよう。栄養価が高いそうです。収穫は来年。新芽からのツルを支柱に巻きつけていました。

 

アピオスのツル

 

 もう一つのツル性植物がヤマイモ。無量庵の軒の柱に巻き付いていました。ムカゴもなっています。

 

 「天然のヤマイモのイモを取ろうとしたことがあるの。そしたら石垣を崩さないといけないことが分かってね。中津川(在住)の姉から『そんなにしてまでヤマイモを取らないでもいいじゃない』と言われちゃって、姉がヤマイモを送ってきてくれたのよ」

 

 おそらく住職は自分で掘って収穫することを楽しみにしていたのかもしれません。ヤマイモはムカゴ収穫用になってしまいました。

 

 住職の庭は、何かの収穫が期待できるお楽しみの庭なのです。

 

 

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。

17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門。

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