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音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 2022年冬 ういろう編

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「さあ、ういろうを切りましょう」と笑顔の住職

 後藤住職が作る「ういろう」はやまと尼寺精進日記の番組でも紹介されました。住職が子どものころ、おやつで食べていたという、ういろうは母の手作りだったそうです。住職も、ういろうを作るようになりました。

 

 

 

朝からティータイム まずはおやつ作り

 

 記者が桜井市の音羽山観音寺に到着するやいなや「お茶にしましょう」と住職。

 

 「ういろう食べる? レンジで8分。簡単に作れるのよ」とにこにこ顔。

 

 住職にとってういろうは思い出の味。

 

 「私が小学生のころ、母が学校給食のおばさんしてたの。頑張って調理師の免許もとったのよ。おやつはいつも手作りで、ういろうはアルミの弁当箱に熱湯で溶いた砂糖と小麦粉を入れて蒸し器で作ってくれたわ」と住職は話を続けます。

 

 「私は牛乳パックとレンジで作るの。レシピは母のではなくて、知り合いから教えてもらったの」

 

<抹茶ういろうの作り方>

 

 【材料】

 水250cc、小麦粉100g、砂糖80g、熱湯100cc、抹茶小さじ山もり1杯。

 

 【作り方】

 (1)砂糖と抹茶を熱湯で溶く。

 (2)小麦粉を少しずつ入れてすばやく泡立て器で混ぜる。

 (3)できたペーストに水を加えて混ぜる。

 (4)空の牛乳パックにこれらを入れ、ガムテープで口をふさぎ、横にして電子レンジで8分。

 (5)レンジの余熱でしばらく置く。

 

ダマにならないよう手早く混ぜる

 

 牛乳パックを広げてできたういろうを切っていきます。できたてのういろうはモチモチ。キビ砂糖を使っているから甘さ控えめです。

 

抹茶の濃い部分が上にくる

 

濃い部分をうしろにして、牛乳パックのまな板に置く

 

 住職が育ったのは愛知県東加茂郡、現在の豊田市になります。当時は自然豊かな場所だったそうです。笹やぶにカタクリの花が咲き、裏山の松林はキノコが豊富に採れました。

 

 「母はね、いつもシメジを採ってきてたの。どこに生えてるか教えてくれなくて、私は松林の入口に生えていたホウキダケぐらいしか採らせてくれなかったのよ」と、ういろうを食べながら思い出を話す住職。

 

 住職が料理上手なのもキノコを育てるのも母の影響かもしれません。

 

できたてのういろうはモチモチ

 

 

 

〈音羽山観音寺〉

山の中にある尼寺。桜井市南音羽 火曜日は閉門です。

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km

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