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ベテラン記者の無念を晴らす!「ツチノコ」スクープを追ってみた。

 

ベテラン記者の

無念を晴らす!

「ツチノコ」スクープを追ってみた。

 

 

 UMA(未確認生物)の中でも有名な「ツチノコ」。かつて奈良新聞社のベテラン記者がスクープを追い求め訪れたのが、奈良県のツチノコの聖地「下北山村」。先輩記者の無念を晴らすため、今度こそツチノコの姿をカメラにおさめるために奮闘しました。

 

 

始まりは12年前の大スクープ

 

こんにちは、奈良新聞デジタル編集部の中島です。

昔の記事を探しに奈良新聞社本社の資料室に来ています。

 

資料室には70年分以上の奈良新聞記事情報が厳重に保管されていて、持ち出し厳禁。

社員以外は入ることが許されないサンクチュアリらしいです。

 

ぺらぺらとキレイにまとめられた当時の新聞紙面を確認していると、ある記事が目に飛び込んできました。

 

 

え・・・?

 

 

 謎の生物? ツチノコ!?

 

かつてないほど気になったので、当時取材したベテランのN記者に連絡をとってみました。

 

記事は12年前の2006年11月1日、天理市・龍王山で目撃された

「ツチノコっぽい生物」が目撃され、ビデオに撮影されたという記事とのこと。

 

しかし、N記者から驚くべき言葉が

 

「ツチノコは奈良におるで。私、見たよ」

 

マジか!!!

 

当時、N記者は奈良の南部の奥地「下北山村」でツチノコを目撃。写真におさめるために奮闘したが、結局は断念したという。

 

その話を聞いて湧き上がる「記者魂」・・・

 

 

俺が、ベテラン記者の無念を晴らす!!

 

 

というわけで、奈良市内から車で約2時間30分、「下北山村」へ来ました!

 

 

人口約850人、奈良の南部の奥地にあることから「奥大和」とも呼ばれています。

大きいダム湖のバス釣りや、豊かな自然に囲まれたキャンプ場など、特に夏のレジャーなど大人気な村です。

 

出典:下北山村HP

 

そして下北山村入口から少し進んだ場所にある、下北山スポーツ公園キャンプ場では、飲食店や物資の補給ができる便利なお土産屋、リフレッシュできる温泉などがありますので、ここをツチノコ探索の拠点にしました!

 

下北山スポーツ公園キャンプ場 Googleマップ

 

 

そもそも、ツチノコとはなんぞや?

さて、諸説あるツチノコですが、ざっくりとまとめてみました。

 

 

・・・とりあえずとか祟りとか穏やかじゃない生物のようです。

 

でも、1970年頃のツチノコブームが起きた当時はすごかったらしいですよ。

 

知らないちびっ子たちは、おばあちゃんやおじいちゃんに聞いてみよう!

 

 

いざ!という時のために準備!

 

N記者はツチノコと遭遇した時に動転してしまい、カメラを構える動作が遅れてしまったそうです。

 

ならば、遭遇時にスピーディーに動けるよう徹底的にシミュレーションしました。そしてあわよくば捕まえる!

 

それではまず、シミュレーション用ツチノコぬいぐるみを作ってみましょう。

 

 

 

全長約30cm。ちょっとカラフルになってしまいましたが・・・

今にも飛びかかってきそうなアグレッシブな雰囲気が再現できたと思います!

 

 

 

おびき出すために、ツチノコの好物も用意しました。

 

ツチノコの好物は「タンパク質」ということで、

 

筋肉もりもりマッチョマンも大好きな高タンパク質の

 

「トリのササミ」

 

「シーチキン」をチョイス。

 

 

季節は5月、冬の冬眠から目覚め、タンパク質に飢えたツチノコは

 

本能のままに食いつくはずです。

 

 

 

こんなふうに!

 

※使用したトリのササミとシーチキンはお昼ご飯にいただきました。

 

 

シミュレーション開始!

いよいよシミュレーションです。

 

捕獲用の網、捕獲棒、ツチノコ専用のオリを準備。

 

そしてカメラを構えます・・・

 

ツチノコ発見!

よっしゃあっ!

カメラで撮影!

 

 

ダッシュ!

 

 

捕獲! 

っしゃあっ!

 

 

 

おとなしくしろぉ! 

オラァ!

 

 

※噛まれたら命にかかわるので油断せずに、捕獲棒でしっかりと首をホールドしましょう。

 

そして鋼鉄のオリへ・・・。

 

南京錠には奈良の春日大社のありがたいお守り「勝守」を装備。

 

もう負ける気がしません!

 

一連の動作を何度も練習、

 

準備は完璧です。

 

 

探索を阻む、下北山の自然たち!

いよいよ探索開始・・・しかし

 

きっつい!

下北山の自然の洗礼をくらいます。きっつ!

 

急な斜面に倒木、山道の探索は過酷を極めましたが、

やっと遭遇ポイントへ到着しました。

 

 

さっそくツチノコの好物でおびき寄せてみましょう!

 

 

エサを置くと、きっとこんな感じで

 

 

うねうね来るはず!

 

 

今世紀最大のスクープに胸を踊らせながら、

木陰で息を潜めます…

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

・・・2時間・・・頑張ったんですけどね。

 

 

ツチノコ共和国の議長に助言をいただく!

実は下北山村にはツチノコ共和国という王国があるんです!

 

※正式にはミニ独立国国際連合常任理事国「ツチノコ共和国」

 

この王国の盟主は「ツチ国王」。まさかのツチノコの化身らしいです。

 

そして、王国の愚人会議議長を務め、下北山村で様々な活動やガイドをされているのが

 

野崎和生さん!

 

実は野崎さん、かつてツチノコ探索隊を率いて下北山村を隅々まで探索した

 

ツチノコ探しのスペシャリストです!

 

王国業務がお忙しい中、お時間をいただきツチノコ探索のアドバイスをいただきました

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

 

野崎さんがツチノコとはじめて出会ったのはどれぐらい前なんですか?

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg昭和47年(1972年)頃の第一次ツチノコブームの時かな。当時は全国各地でヒバゴンやクッシーとか色んなネタがあって。じゃあ、自然あふれる下北山にもいるはずだと村史を調べたらあった。ツチノコの名前がね。で、探索しようって。

 

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg50年近くも前から・・・

野崎さんの活動は村おこしにも大きく繋がったと聞いてます!

でもツチノコって、そもそもなんなんでしょうか?

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

ツチノコは山の神と言われています。事記ではノヅチと呼ばれていますよ。

 

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

や・・・山の神、捕まえたらやっぱり、祟りとかあるんじゃないですか!?

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

そのような畏敬の念はありますが、「山の危険な場所に近づくな」という意味で、ツチノコの名前が使われたという説もありますね。

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

じゃあ捕まえて大丈夫なんですね・・・ホッ

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

私の祖母の兄はツチノコを捕まえた後、亡くなったそうです

 

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

ダメじゃないですか!!

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

テレビで放送された時にね、ツチノコを探索する私の姿が映っていて。それを祖母が見て、祟られるから捕まえるのをやめろ!と真顔で言われました(笑)

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

で、でもツチノコは実在してるってことですよね?

 

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

うん。でもね、大人数でワイワイ探しても姿を見せてくれない。だから3、4回大きく探索したあとは、少人数でこっそりにしました。でも大人数で探したら、ぜったい捕まえられると思ったんだけどなぁ!

 

 

 

 

 

 

https://www.nara-np.co.jp/dbimage/fckimg/images/img000017.jpg

さすが議長・・・!

 
 
 
 
当時のツチノコ探検隊の思い出を語る野崎さん。
 

そしてなんと!

 

議長自ら、軽トラを運転し

 

ツチノコ探索オススメの場所へ案内していただきました!

 

 

ぐんぐん登る。

 

 

まだまだ登る。

 

数々の伝説のある、県内最大の天然池「明神池」を通り過ぎしばらく、地元民しか通らないような山道へ案内してもらいました。

 

「探索がんばってね」と暖かいお言葉を頂戴しました。

 

ツチノコ捕獲棒の姿もバッチリきまってます!

 

ありがとうございました野崎さん!

 

ツチノコ共和国HPではツチノコの詳しい情報や目撃例などが掲載されていますよ!

 

ツチノコの目撃多数の場所で再アタック!

野崎さんに別れを告げ、ツチノコが多く目撃された地点で再アタックを開始します。

 

頑張るぞ!

 

そしておびき寄せるエサを変更。いただいた情報から、

 

 

「イカ」

 

「味噌」

 

「日本酒」を用意しました。

 

特にイカは大好物らしく、昔のツチノコ探検隊の方々も

スルメイカを炙ったこともあるそうです。

 

 

そんなわけでイカを丸々焼いちゃいます。

 

山道なので、火事にならないよう万全の注意でイカを炙っていきますよ。

 

ジュ~ジュ~と、食欲をそそる音・・・

 

横に日本酒・・・そして

 

イカと味噌のめっちゃイイ匂いが周辺に広がります。

 

これはもうツチノコもたまらず飛びつくはずです。

 

こんなふうに!

 

※使用した焼き味噌イカの丸焼きと日本酒は晩酌にいただきました。

 

そしてツチノコには、知られざる特殊な器官があるのはご存知でしょうか?

 

それは「ピット器官」

 

 

ヘビなどが持つ特殊な器官で、赤外線サーモグラフィのように

 

生物から放射される赤外線を感知!

 

たとえ夜でも獲物を見つけて、ガブッといけるチート器官です。

 

目が見えなくても獲物を捕獲できるなんてスゴイですよね・・・

 

ならば赤外線を認識できなければ、警戒されることもあるまい!

 

そんなわけで赤外線遮断シートを用意しスタンバイ。

 

 

これでピット器官対策も完璧です!

 

 

さぁ!

 

 

来いっ!

 

 

ツチノコ!!!

 

 

 

 

・・・

 

・・・日は陰っているものの、シートの中はすぐサウナ状態。

 

暑さがなんぼのもんじゃい、と湧き上がる記者魂!

 

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

・・・本当に頑張ったんですよ。3時間くらい・・・

 

魂が抜けそうになったのは高校の部活動以来ですよ。

 

 

無念を晴らすことはできなかったが・・・

 

残念ながらベテラン記者の無念を晴らすことはできませんでした。

 

 

悔しさで涙が止まりませんでしたが、

 

下北山村の美しい自然

 

村の人達の温かさに触れて清々しい気分です・・・

 

来てよかった!

 

奈良には、まだまだツチノコ目撃情報は他にもたくさんあるので、こりずにリベンジしたいと思います。

 

みんなも下北山村でツチノコを探してみよう!

 

下北山村のダム湖も大迫力。バス釣りの聖地としても有名なほか、ボートで遊覧するサービスもあります。清流には鮎が生息し6月から鮎釣りが解禁されますよ。

 

下北山村 公式HP

下北山村の魅力は四季折々、数えきれないほど。友人や家族と訪れて、ぜひリフレッシュしてくださいね。

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