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春日若宮おん祭

奈良市

古都奈良の1年を締めくくる春日大社末社若宮神社の例祭で、国指定重要無形民俗文化財。平安末期の保延2年(1136)9月17日、関白藤原忠通が五穀豊穣を祈って始めて以来、一度として途切れることなく、連綿と守り継がれている伝統行事。奉納される猿楽(能)や雅楽、神楽や舞楽などの芸能は中世以前の芸能の継承・保存に大きな役割を果たしている。