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手すき和紙

吉野郡吉野町

国栖(くず)地方の伝統工芸で「宇陀紙」とも呼ばれる。材料のコウゾやミツマタなどの樹皮を冬の川で洗う光景は吉野の風物詩。1枚1枚職人が丁寧にすいた和紙は芸術品だ。現在は重要文化財の修正や掛け軸の表装などに使われる。地元の小学校では自分ですいた和紙で卒業証書を作っていた。ハガキやポチ袋は可愛らしくて人気が高い。