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古代瓦

奈良市

国宝の極楽堂と禅室の屋根に敷かれている。飛鳥時代創建で前身の法興寺に使われていた瓦を平城京遷都とともに元興寺に移築。解体修理の際、使用可能な古瓦を再利用した。現在も飛鳥、奈良、平安、鎌倉と各年代の瓦や丸瓦、平瓦が隣り合うように葺かれている。極楽堂と禅室の屋根には古代の軒平瓦もある。1400年もの間、寺を守り続けてきた奇跡の瓦だ。