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ニホンオオカミの像

吉野郡東吉野村

絶滅したといわれるニホンオオカミ。明治38年、東吉野村で捕らえられた若いオスが国内で最後の捕獲となった。その標本は、採集した地名鷲家口からニホン・ホンド・ワシカグチと記録される。日本最後のニホンオオカミをモデルとして造られた等身大のブロンズ像は、かつて台高の山野を咆哮した雄姿をとどめ、自然愛護の願いが込められている。