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奈良のピラミッド
頭塔

奈良市高畑町

国指定史跡で奈良時代建造の土製の塔。一辺32メートルの基壇に、表面が石で覆われた7段に盛られる形状は非常に珍しい。仏塔とみられるが東大寺の僧玄昉の首塚との伝承が名の由来。767年、東大寺の僧実忠が同寺別当の良弁の命で造ったとされる。北側半分は発掘調査などを経て復元された一方、南側は未整備のまま。不思議なピラミッドが住宅地にそびえ立つ。