ゴロゴロドカーン。落雷の爆音とともに停…
ゴロゴロドカーン。落雷の爆音とともに停電。すぐ復旧したものの、その間は暗がりの中で何もできず、改めて電力頼みの現代生活を実感した。
だから暮らしを守るには災害など非常時に備えるとともに、日頃の電力需給逼迫(ひっぱく)にどう対処するか。まずは節電を心掛けねば。
国は今夏の安定供給に一定の見通しが立ったとする一方、発電所の計画外停止やロシアのウクライナ侵攻による影響など不安要素も指摘。燃料を取り巻くリスクに神経をとがらす。
こうした情勢も踏まえ、県は夏前から広報などを通じて「生活や経済活動に支障の出ない範囲で、できる限りの節電を」と呼び掛けてきた。
立秋を過ぎても猛暑が止まず熱中症の危険が続く中、無理な節電はするべきでないが、脱炭素の取り組みと相反する火力発電の追加供給の上にあぐらをかいてばかりもいられない。
県は昨日から3機ある本庁舎のエレベーターのうち2機を節電のため休止。分庁舎でも同様の措置を始めた。コロナ対策で定員も減らしており不便だが仕方ない。県職員は階段で足腰を鍛えられそうだ。(松)