通勤で走り慣れた京奈和自動車道の橿原北…
通勤で走り慣れた京奈和自動車道の橿原北インターチェンジ。土砂降りの雨となった5日午前、いつも通り本線に上がろうとスピードを上げると、急ブレーキをかけたような衝撃を受けてハンドルを取られた。
本降りになって15分ほどだったが、猛烈な雨で大きな水たまりができていたらしい。本線も川のようになり、走行に恐怖を感じた。
車の運転に限らず、大雨でどこがどのように変化するのか分かっていれば、備えることができる。役に立つのがハザードマップ(災害予測図)だ。
県内でも各市町村ごとに作成され、ホームページなどで公開されている。洪水ハザードマップには、水害で想定される水位が地図上に色分けされ、その範囲が広いことに驚く。
主要河川に沿った低地では、2階以上に相当する浸水が予想されている地域もある。行政が指定する避難所も確認しておきたい。
河川が氾濫すればインフラの寸断で生活は危機に陥るが、まず大切なのは自分の命を守ること。恐怖を感じるような豪雨は短時間で状況を一変させる。台風シーズンを前に、改めて備えを確認したい。(増)