何気なく証券会社のホームページを見てい…
何気なく証券会社のホームページを見ていて驚いた。豪ドルの某外貨建て債券(5年満期)の利率が年3・81%。日本円の金融商品低利率と比較すると異次元の数字である。
もちろん為替変動のリスクがあるものの、あっという間に売り切れたところを見ると、高利率に魅力を感じた投資家が多かったのだろう。
通貨の取引をする人や会社にとって、金利の高い国の金を持つ方がもうかりやすい。5月になって一時は1ドル130円を超える円安となっている要因だ。
日本の輸出企業にとって、円安は空前の利益を生んでいるが、輸入原料の値上がりにより庶民の家計を直撃。パン、お菓子など身近な商品の値上げラッシュが続く。
物価上昇より賃金上昇が高ければいいのだが、日本の平均賃金はバブル経済崩壊後、ほとんど上昇していない。すでに悪いインフレに入っているのではないか。
開催中、ムジークフェスの各演奏会は無料か、有料でも廉価。映画料金並みのオーケストラコンサートを聴きながら、「金をかけないでどう幸せを得るか」を考えている今日この頃。(栄)