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国原譜

終戦直後に実施された第1回選挙では、7…

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 終戦直後に実施された第1回選挙では、7人が立ち途中で2人が辞退して5人が争った。その当選者が追放されてまた補欠選挙もあった。

 

 これには9人が届け出て3人が辞退し、結局6人の争いとなった。これが参院選奈良選挙区のことだ。いかに混乱した時代であったかが分かる。

 

 昭和22年の第1回から、今夏の選挙で26回目となる。それ以降は、保守王国といわれ、自民党公認がそのまま当選してきたが、平成になってから様変わりした。

 

 反自民の連合や民主党が議席を奪い、民主党政権時代には県内の衆参合わせ自民党国会議員はわずか2人ということもあった。直近の参院選は民主3連勝のあと、自民が3連勝している。

 

 今回は政治団体を含む政党から6人が正式に出馬表明している。3年目となったコロナ感染やウクライナ問題などが、国民の意識に影を落としている。

 

 混乱期の終戦直後の状況と似ているのか。これほど多数の政党から出馬するということは、変化が始まっているのかもしれない。それぞれの主張をしっかり聞いて、新しい時代にふさわしい人を選びたい。(治)

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