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有給休暇を取れば10連休も可能という今…

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 有給休暇を取れば10連休も可能という今年のゴールデンウイーク。後半に入ってようやく天気が安定し、家族で出掛ける人も多いだろう。

 

 行楽地まで運転疲れのお父さんには「お疲れさま」が一般的だが、「日本の一般的伝統的なねぎらいの言葉ではない」と時代考証で知られる大森洋平さんの「考証要集」(文藝春秋)にあった。

 

 NHKの大河ドラマ「篤姫」で使った「ご苦労さまでございます」のせりふに、視聴者から「お疲れさま」でないと失礼だと批判が出たという。

 

 大森さんは「そういうことはない」と否定し、「お疲れさま」が主に芸界や水商売の世界で使われていたとする俳優長谷川一夫の回想などを紹介している。

 

 確かに時代劇では「お役目ご苦労に存じまする」、軍隊では「ご苦労さまであります」がふさわしく、お疲れさまではしっくりこない。

 

 とはいえ、今ではすっかり社会に浸透した「お疲れさま」。社内メールでは書き出しの「お疲れさまです」があいさつ代わりだ。家族の場合はどうだろう。心のこもった「ご苦労さま」は新鮮で温かく響く気がする。(増)

 

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