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「交通事故のない やすらぎの大和路づく…

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 「交通事故のない やすらぎの大和路づくり」がスローガンだった「春の交通安全県民運動」が終わって1週間。サブタイトルは「大和の交通マナーを高めよう」だったが、少しは改善されたのだろうか。

 

 期間中、車のダッシュボードにスマホを立てる“装置”を取り付けた女性がいた。ナビの代わりだろうが、スマホを見ていると、事故につながる危険性がある。

 

 「自転車の交通ルール遵(じゅん)守の徹底と安全確保」も運動の重点項目に挙げられていた。だが、狭い所を徐行もせず、わが物顔で歩道を駆け抜ける自転車は多い。学校や家庭での継続した教育が必要だ。

 

 今回の運動の資料には「譲一歩(じょういっぽ)」と書かれた色紙があった。大安寺の河野良文・貫主の揮ごうによるものだった。

 

 「慌てず急がず騒がずに、一歩を譲る」という意味という。落ち着いてハンドルを握り、先を急ぐ気持ちを抑えて、スピードは控えめ、見通しの悪い所などでは道を譲る、といった思いやりの心があれば、事故も随分と減るだろう。

 

 運動期間は終わったが、譲り合いの心は継続したい。(恵)

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