きょう3日は節分。コロナ禍の出口はいま…
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きょう3日は節分。コロナ禍の出口はいまだに見えてこないが、春を迎える季節の変わり目に寄せ、少しでも明るい話題はないかと探ってみた。
そこで見付けたのが県政15年の計。2037年に予定されるリニア中央新幹線の開業に合わせ、新たな地域づくりを進めようという計画だ。
なら歴史芸術文化村の開村やUNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムの県内開催など、今年予定される事業から15年後の未来まで、多岐にわたる施策展開が描かれる。
柱の一つは県立大学の工学系学部設置を軸にした大和平野中央スーパーシティ構想。大規模広域防災拠点や新たな交通網整備も視野に入る。
10年後の国体開催に向け動き出したスポーツ振興、当面の計画期間を3年とする奈良デジタル戦略なども次々と合流、一体となってリニア元年に新しい都を完成させるイメージか。
これまで奈良シルクロード博や平城遷都1300年祭に合わせて進められたプロジェクトに比べても、より規模が大きくなったポストコロナの未来図。それだけに困難も多そうだが、成果に期待したい。(松)