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1月は歴史に刻まれる大震災が発生し、奈…

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 1月は歴史に刻まれる大震災が発生し、奈良とゆかりの深い文化財防火デーのある月だ。県内各地でも毎年、防災・防火訓練が行われる。

 

 過日上牧町であったのは、大規模地震を想定した受援対応訓練。援助を受け入れる体制を整え、実践する内容が中心だった。

 

 参加者はボランティア役と受け入れ側に分かれて訓練を体験。人的支援を円滑に受け入れて必要な場所に配し、活動の結果や現場で判明した状況を引き継ぐことで早期復旧につなげる手順が確認された。

 

 同町での災害対応訓練は平成22年以降ほぼ毎年実施され、内容も県内で先行しているという。それでも訓練後には参加者から課題、提案が出された。

 

 被災者ニーズの把握の仕方、活動現場で被災者らと向き合うこともあるボランティアへの配慮、訓練の方法など。新型コロナウイルス禍の中での活動といった新局面も含め、回数を重ねてこそ分かる改善点もある。

 

 大混乱の中でも極力冷静に行動し、自分や家族らの命を守るために、緊急時の一端を疑似体験できる各種訓練に一度は参加しておきたい。できれば二度、三度と。(智)

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