毎朝食にヨーグルトをいただいている。小…
毎朝食にヨーグルトをいただいている。小売店で購入する時は、「ちょっとせこいかな」と思いながら、棚から賞味期限の長いものを選んでいる。
ところが、猛省を促された。食品ロスを減らすため、「賞味期限・消費期限が近いものから選ぼう」とACジャパンの新聞広告に掲載されていたからだ。
それによると、調査対象1028社における年間食品ロス発生量は、ヨーグルト1637トン、牛乳4723トン、パン3468トンに及ぶ(流通経済研究所2015年)。
食品が無駄になるばかりでなく、廃棄処分にはエネルギーがかかり、CBAD+F9DAも発生するとある。これからは期限の迫ったものを買って、早めの消費を心掛けたい。
コロナ禍が長引き、国民の貧富の差が広がっている。フードバンク奈良は、個人や企業から食品の寄付を募り、福祉施設や生活に困っている人たちに届けている。
家族が少ないのに飲料や缶詰などのセットを贈ってもらい、気がつけば消費期限が切れていたことも。早めに寄付すればロスが防げるのではないか。「もったいない」精神は「人に優しく」に通じる。(栄)