この年末年始は比較的穏やかに日々が過ぎ…
この年末年始は比較的穏やかに日々が過ぎた感じだ。年の瀬のスーパーの人出はかなり多くにぎわいを見せていた。
毎年、大みそかには車のしめ飾りを付ける。店の入荷先にもよろうが、以前は「車用、自転車用」という仕分けもあったが、行きつけの店では最近は置いていないので、一番小さいものを購入している。
正月三が日、駐車場や行き交う車を観察したが、見掛けたのはたった1台だけだった。1年間、事故に遭わないようにとの祈りを込めて付けるだけで、気持ちが落ち着くし、農家の収入にもなる。
こうした長年の風習は大事にしたい。各種行事や慣習は、遠い先祖たちの知恵のかたまりといえる。だからこそ、今日まで脈々と継承されてきたのではないか。
7日は人日(じんじつ)の節句。「七草粥(ななくさがゆ)」を食べて、若葉で邪気をはらい、正月疲れの胃腸を整える日だ。日持ちがする乾燥物もあるが、やはり「生もの」を使って食したい。
コロナとの闘いは続く。行事や慣習の中にある、「生活の知恵」という“DNA”を今後も大切にしていきたい。(恵)