きのう4日は大阪が124人で県は13人…
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きのう4日は大阪が124人で県は13人。新型コロナウイスルの新規感染者数が再び増加に転じる中、両府県間の10対1法則も復活したようだ。
ゲノム解析によるオミクロン株の感染確認も大阪が58人で県は5人。こちらも似た割合になっており、何か理由があるのか気になるところ。
最初の国内感染から約2年がたち、疫学調査で蓄積されたデータの解析も進んでいるが、まだ不明なことも多いと見え、近づく第6波を前に新たな決め手に欠く状態が続いている。
また国は水際作戦に力を入れるが、すべての「アリの一穴」をふさぐのは難しく、海外渡航者らを介して、各地で市中感染が広がり始めた。
もちろん小さな穴どころか交通の大動脈で結ばれた阪奈間で人流の制限や抑止を図るのは無謀。大阪が増えれば県内も同調する関係というのなら、連携した取り組みが欠かせない。
感染沈静化を踏まえ新年に望みをつなごうとした矢先。妙案を示せない現代科学の限界に落胆させられそうだが、ここは改めて先人の知恵「急がば回れ」を信じ、地道な対策に立ち返るしかなさそうだ。(松)