今年も残すところあとわずか。新年を新た…
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今年も残すところあとわずか。新年を新たな気持ちで迎えるため、大掃除に追われる人も多いのでは。そんな中、奈良市で気になる火災があった。
26日、同市環境清美工場で粗大ごみから出火。幸いけが人や施設建物への被害はなかったが、ごみの量が増える年末の収集業務にも影響を与えかねなかった。
同市の仲川元庸市長は「回収したゴミに含まれるリチウムイオン電池からの発火が疑われる」とツイート。リチウムイオン電池はデジカメなど小型家電に使われる充電式電池だ。
内部に燃えやすい液体が使われ、ごみ処理場などで発煙・発火が相次ぐ。日本容器包装リサイクル協会のホームページによると、登録の処理事業者で令和2年度に同電池が原因と思われる発煙・発火トラブルが285件あった。
小型家電リサイクル法に基づき、小型家電の回収が行われている。しかし、燃えないごみや粗大ごみなどに誤って出されるケースも多い。
今回の火災が同電池によるものかはわからない。それでも、私たちの知識不足や不注意が、思わぬ火災につながることを学ぶ機会となった。(法)